市販のカレールウの中でも、香りとスパイスのインパクトで選ぶなら「ゴールデンカレー THEスパイス」は外せません。個人的には好きなんですけど、かなり人を選ぶカレーとなています。
特徴:ホールスパイスが香る、弾ける
「THEスパイス」という名前の通り、本製品では焙煎されたホールスパイス(クミンとマスタードシード)をそのままルウに練り込んでいます。これにより、ルウを溶かすときから、調理中、そして食べる瞬間まで、香ばしく立体的なスパイスの香りが広がります。
特に注目したいのが、ホールのマスタードシードのプチッと弾ける食感。普段の家庭用カレーではあまり味わえないアクセントで、食べるたびに“あっ”と驚くような感じを生み出します。
味のバランス:辛さ控えめ、香り重視
辛さのレベルは「中辛」ですが、いわゆる“ヒリヒリ系”の刺激は控えめ。その代わり、クミンやコリアンダー、カルダモン、ナツメグといった複雑なスパイスが層をなして重なり、香りと風味の奥行きで勝負しています。
「辛さより香りを楽しみたい」「いつものカレーにちょっと変化を加えたい」という人には特におすすめの一本です。
作り方
今回は、玉ねぎとにんじんを半分ずつ使って調理しました。
今回は豚肉200gを使用。
水を加えて、しっかりと煮込みます。野菜に火が通るまでじっくり。
具材が柔らかくなったら、一旦火を止めて「THEスパイス」ルウを投入。ゆっくりとかき混ぜながら溶かします。
再加熱してとろみをつけたら、スパイス香る本格カレーの完成です!
実際に作ってみた感想
昔初めて一口食べた瞬間、「あれ?」とちょっと驚きがありました。普段食べているカレーとはまったく違う、スパイスが前面に出た個性的な味わいで、最初は少し戸惑うかもしれません。
けれども、食べ進めていくうちにスパイスの香りと余韻がクセになる。特に印象的だったのは、食べ終わった後に広がるすっきりとした清涼感です。まるで、口の中にふわっと風が吹いたような感覚。スパイスなのに重たくない。これが“THEスパイス”の真骨頂なのかもしれません。
「癖が強いけど、なぜかまた食べたくなる」——そんな不思議な魅力がこのカレーにはあります。
まとめ
総評:
「ゴールデンカレー THEスパイス」は、スパイスの“香り”と“食感”を楽しむための新しいカレールウです。 いつものカレーを少し本格的にしたいとき、食卓に変化をつけたいとき、まさにうってつけ。 香りで選ぶ、食感で驚く――そんなカレーを体験したいなら、一度試してみてはいかがでしょうか。